安価メールとは、もともと2chで生まれた一種の遊びだそうだ。
安価とは「アンカー」の隠語で、「リンク」という意味である。
具体的には、安価メールを頼みたい人(スレ主など)が
「次、>>150 頼む。」
などというように記事番号を指定する。
すると、150番目の記事を書いた人が、スレ主が次にメールで送る文章を決める。
スレ主は>>150に書かれた文章を「そのまま」送りメールの返事を待つ。
返事が返ってきたらその内容を報告し、次の安価へ・・・
何がおもしろいんだろうと思った方。
なかなかどうしてこれが面白いのだ。
たとえば、彼女の浮気を知ってしまった「1」がいたとしよう。
「1」とはスレ主につけられる名前だと思えばいい。
スレ主はまだ彼女のことが好きだけど、彼女はもう戻ってこないことがわかっているとする。
どうきりだせばいいかわからない・・・
こんなときこそ安価メールの本領発揮だ。
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1:彼女の浮気に気づいたがどう切り出せばいいかわかんない・・誰かおせーて。
2: 安価しろ
3: >>10 頼んだ。
10:「この糞ビッチが。」
11:>>10 1です。送信しますた。
彼女からの返事「どうしたの??」次>>20頼んだ
20:「こっちは全部わかってんだよ。汚いメス豚ちゃん^^」
21:>>20 1です。終わった・・何もかも・・。
彼女からの返事「ひどい。1ってそういう人だったんだね。もう連絡しないね、さよなら。」
22:1乙
23:我々の勝利だな
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実際はもっとじわりじわりと進行していく。
どんな内容であろうが、一度安価を依頼した者は、必ず送信して住人に返事を報告する義務を負うのだ。
例えそれが、ビッチやメス豚であってもである。
このように、1の悩みが深刻であればあるほど、安価のスレは盛り上がる。
1も1で、悩みは深いんだが、真面目に解決したいんだか捨て身で笑いを取りにいってるんだかわからないことが多い。
住人も住人で、真面目に1のことを思って回答しているようで、1がジタバタしている様子を楽しんでいるだけだったりする。
まあなんというか、捨て身で笑いとるのもいいんだけどさ。
どこの誰だかわからん奴に人生の選択を任せる前に、ちょっとだけ
こういうの読んでりゃ何も関係壊すことないのにっていつも思うけどね。
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